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起業で挫折しない「モチベーション維持」の極意
こんにちは。
自販機で「当たればもう1本」のルーレットが人生で2回当たったことがあります。
起業東京の渡部です。
最近、起業についてこんな記事を読みました。
具体的な手順について丁寧に解説されていて、これから起業する方にとって勉強になる記事だと思います。
そして、特に重要だと感じたのが「なぜ起業なのか?」という部分。
私たちは普段から起業家さんの支援をしているのですが、
・起業に興味はあるけれどアイデアがないし浮かばない
・起業するとは言ったもののモチベーションが上がらない
・起業のための勉強や活動をしているが長続きしない
こういった相談をいただくことも少なくありません。
今回は、起業の成功と失敗を分ける
「モチベーション」の正体について解説していきたいと思います。
「やる気」の正体とは?
いきなりですが、「モチベーション」=「やる気」ではありません。
もう少し正確に言いますと、モチベーションとは、やる気のこと”だけ”を意味するのではありません。
人間には3種類のやる気があります。
- テンション
- モチベーション
- パッション
これらは全て、日本語だと「やる気」と言ったらなんとなく伝わる言葉です。
でも、これらには明確な違いがあります。
自販機に120円を入れて、さらっとしぼったオレンジを1本買う(懐かしい…)。
ルーレットで「7777」が出た!もう1本もらえる!
こういう時、テンション上がりますよね。
でも、そこで上がったテンションは2時間も3時間も続くでしょうか?
僕がさらしぼを買ってもう1本当てた時は、自転車を漕いで家に帰るまでの25分で、テンションは元に戻っていました。
他にも、
・ボーナスが入ってテンション上がった
・雨が降ってテンション下がった
など、自分の行動とは関係のないちょっとしたことで感情が動きますが、そういうのは一瞬だったりします。
(自分の外で起こっていることを「外発的動機」と言います)
これを起業に置き換えて考えてみると、「自分が関与できない外発的動機に左右されることでやる気を出すと、すぐやる気が下がってしまい続かない」ということです。
・やる気の一種
・感情が動く
・外発的動機によって上がったり下がったりするもの
・やる気が上がっても一瞬で元に戻る
・起業のための行動を続けられない
2019年、ラグビーのW杯が一大ブームになりましたね。
強敵スコットランドとの一戦。
日本は見事に勝利して、史上初の8強入りを果たしました。
この時、日本の選手たちは
「よしやるぞ!」と意気込んでいたはずです。
高いモチベーションで戦っていたので、劣勢になったとしても「ここから巻き返してやる!」とやる気を保ち続けていたでしょう。
ラグビーの試合時間は前半40分、後半40分、合計で80分です。
少なくとも、「テンション」のように一瞬で終わるようなやる気なら、試合に勝てていなかったと思います。
ただ、試合が終わってシャワーを浴びて落ち着いた頃には、そのやる気は元に戻っているでしょう。
寝る直前まで「うおおやるぞ!」なんて思っていたら変な人ですからね…
では反対に、スコットランドはどうでしょうか?
試合終了直前、負けが見えた時点でモチベーションが下がっていた選手もいたかもしれません。
つまり、テンションと同じようにモチベーションも外発的動機によって動くものなんです。
これもテンションと一緒で、起業のための行動を続けるには不十分なやる気しか作ることができません。
・やる気の一種
・感情が動く
・外発的動機によって上がったり下がったりするもの
・やる気が上がっても短期(数時間)で元に戻る
・起業のための行動を続けられない
ある保険営業マン「佐藤さん」を例にお話しします。
(事実を元に、一部改変してお伝えします)
佐藤さんは仕事にやりがいが感じられず、なんとなく毎日を過ごしていました。
当然、成績も伸びませんでした。
万年ドベと言ってもいいくらいの超低空飛行です。
身近な友人に保険を紹介したら売れるだろうと分かってはいるものの、気が進まず紹介できずにいました。
自分自身が「保険はいいものだ」と思うことができていなかったのです。
そんな時、ある出来事が起きました。
保険を勧めなかった友人が、事故で突然帰らぬ人となってしまったのです。
その友人がいなくなったしまったことで、家庭には奥さんと2人の子供が取り残されてしまいました。
奥さんは2人目が生まれたばかりの主婦。
なんの備えもしていなかったので、少ない貯金が手元に残っているだけでした。
佐藤さんは「あぁ、やってしまった」と思いました。
「奥さんはこれからどうやって暮らしていくんだ…」
「あの時、俺が保険を紹介して入ってもらっていたら、こんな事にはならずに済んだのに」
「俺のせいで奥さんに苦しい生活をさせてしまうんじゃないか…」
「その人だけでなく、その人の家族も救うための手段が保険なんだ」
「あいつ(友達)とその家族みたいに、不幸になってしまう人を無くしたい」
この時から佐藤さんは、目の色を変えて保健の勉強をしまくりました。
誰よりも保険に詳しくなって、営業も必死になって取り組みました。
万年ドベの低空飛行だった佐藤さん。
7ヶ月後には、気づけば社内トップセールスに登り詰めていました。
嘘のようですが、ほとんど実話です。
佐藤さんが変わり始めてからトップセールスに上り詰めるまで7ヶ月。
その間、一瞬やる気が下がるようなことはあっても、7ヶ月間保険の営業に必死に取り組んだんです。
これが「パッション(情熱)」です。
「不幸になってしまう人を無くしたい」という目的ができたことで、それに向かって行動を続けられるようになりました。
パッションには「上がる・下がる」という概念がありません。
なぜなら、パッションとは「人生をかけて成し遂げたいこと」で、内側から湧いてくるもの(=内発的動機)だからです。
自分が本当に納得できる目的を決めると、どんな外的要因があっても、起業のために必要な行動を続けられるようになります。
だからこそ、仮でもいいので目的を決める必要があるんです。
・やる気の一種
・目的が決まることで発生するもの
・内発的動機によって湧いてくるもの
・テンションやモチベーションとは違い、長期的にやる気が続く
・起業のための行動を続けられる
まとめ
この記事では、起業で挫折しないための知識として、3種類の「やる気」について解説してきました。
まとめると、このようになります。

最初に紹介した記事のように、「なぜ起業なのか?」を考えることはとても重要です。
どれだけビジネスの知識やノウハウ、テクニックがあっても、やる気がなければ作業が続かないので起業はうまくいきません。
ジュースがもう1本もらえるくらいの喜びで、起業はうまくいきません!(^^;
だからこそ、仮でもいいので、目的を決めましょう。
人生の最終到達点でなくて構いません。
起業との関係はこじつけでも構いません。
理想の暮らしを思い描いて、そのためにお金が必要だから起業するでもいいです。
仮でもいいので目的を決めましょう。
自分が情熱を傾けられることがあるなら、それが原動力になって起業のための行動を続けられるはずです。
そして、途中で目的が変わっても構いません。
「人生の目的を変えちゃダメ」なんて法律で決められていないからです。
自分が情熱を注げることを続けていけば、自然と行動を続けられて、成長できて、あなたの人生の目的は少しずつ成功に向かって進んでいくはずです。