起業したいけどアイデアがない? 起業する時に考えるべきこと

起業のアイデアがない人が
「どのようなアイデアを考えたらよいか」についてお伝えしたいと思います。

それは「再現性が高い」そして「利益率が高い」ビジネスのアイデアを考えることです。

そうすることで
・起業しやすく
・儲かる
ビジネスで起業することができます。

「再現性が高い」とはどんな意味?

再現性の高いビジネスとは、実績に関係なく、誰がやっても同じようにできるビジネスのことです。

逆に再現性の低いビジネスとは、ある特定の人にしか出来ない、スキルや実績が必要であるビジネスのことです。

「利益率が高い」とはどんな意味?

利益率の高いビジネスとは、売り上げた金額に対して、手元に残る金額(=利益)が大きいビジネスのことです。
同じ値段なら原価が安いほうが利益率が高く、同じ原価なら値段が高いほうが利益率が高くなります。

【利益率の計算式】

利益率=利益÷売上×100%
(※)話を分かりやすくするため、一般的な「利益率」よりもシンプルに考えています。

利益率が高ければ、より少ない元手でも大きな金額になって返ってくるということになります。

つまり

起業のアイデアの段階で、始めやすくて儲かるビジネスを考えてしまおう!

ということなのです。

世の中のビジネスの「再現性」と「利益率」

ここからは世の中の実際のビジネスを再現性と利益率の観点から比較してみましょう。

マトリクスの右上が再現性が高く、 利益率も高いものです。これらのビジネスが取り組みを推奨できるビジネスです。右下と左上は、どちらかの要素が足りていないビジネスであり、起業するにはレベルが高いビジネスであると言えます。

それぞれの枠にどのようなビジネスがあるのかを紹介していきます。

再現性が高く、利益率も高いビジネス

まずは目指すべき、再現性が高く利益率も高いビジネスについて見ていきましょう。

[1]移動販売車:焼き芋屋

「石焼~き芋~お芋っ」というスピーカーから流れてくる声を一度は聞いたことありませんか?あの特徴的な声は記憶に残りやすいのはないでしょうか。

焼き芋屋のビジネスモデルを考えてみたいと思います。

利益率

まずは初期費用です。
軽トラックや焼き芋機なども含めて40万円ほどで、店舗を構えて飲食店などを開くよりも安く始めることができます。

次に商品の利益率についてです。
焼き芋は粗利が非常に高いです。さつまいもは1kg400円で購入することができます。(【茨城県産】さつまいも(薩摩芋)紅はるか)焼き芋1本当たり250gほどなので、原価は100円で、500円ほどで売ることができます。

利益率は

400円÷500円×100%=80%

になります。1日で50本、毎月20日働けば、1か月で40万円もの利益になります。

再現性

焼き芋機が焼き芋の品質を保証してくれるので、商品そのものの再現性はとても高いです。必要な資格は運転免許のみ。商品の焼き芋も「農産物に簡単な加工を施したもの」なので、営業許可証なども必要ありません。
農産加工品の製造・販売をしようとお考え中の方へ

[2]移動販売車:焼き鳥屋

よく大型スーパーの駐車場に焼き鳥屋さんがあることを見かけませんか?買い物が終わった奥様方が「今日の夜ごはんにもう一品欲しいから焼き鳥でも買って帰ろうかしら」と言って、焼き鳥屋さんを利用する光景をよく目にします。

この焼き鳥屋のビジネスモデルについて考えてみましょう。

利益率

まずは収入の金額です。
鶏もも肉は業務用であれば1kgを500円ほどで買えます。1本あたりの重さが25gほどなので、40本作ることが出来ます。肉だけで考えると、1本あたりの原価は12.5円。1本100円で売ることができれば、売上は4,000円になります。串代や炭代も考慮すると利益率は80%ほどになるでしょう。

次にお客さんは1回で何本買うかです。お客さんが1本だけしか買っていかないのは考えづらいですね。1人暮らしだとしたら3本程、家族の夕食のために買うとなれば6本ほど買っていく場合もありそうです。1回の購入で平均4本買っていくと考えましょう。
そして1日の顧客数です。大型スーパーには一日で2,000人、多い所では3,000人を超えてくるといいます。もし20人に1人のお客さんに買ってもらえれば、一日の売上は40,000円になります。1か月で20日働けば月商80万円になります。

次にかかる費用です。移動販売車は一月レンタルするのに30万円程が相場と言われています。

月商に利益率をかけて、移動販売車の費用を引いてあげると、34万円の利益になります。

再現性

焼き鳥屋さんを始めるための教室も開かれていて、経験0から始めることもできるので、非常に再現性の高いビジネスになります。

[3]廃品回収

近所を走る廃品回収車のスピーカーから「ただいま廃品回収を行っています」というセリフを聞いたことがあるのではないでしょうか?

この廃品回収のビジネスモデルについて考えていきます。

利益率

まずは収入の金額の計算です。廃品回収のサービスは1回10,000円で行うのが相場です。そしてお客さんから回収した廃品を中古屋さんに買い取ってもらうことで売上になります。業者によりますが、小さな家電でも4,000円から8,000円、大きな冷蔵庫なら30,000円ほどで買い取ってくれます。平均すると、1回の廃品回収で20,000円ほどの売上が期待できます。

次にかかる費用です。実はトラックのレンタル代のみです。しかも1日借りても5,000円ほどの費用です。

つまり利益率は下記のようになります。

15,000円÷20,000円×100%=75%

再現性

必要なスキルはトラックの運転スキルだけ。
免許さえ持っていれば非常に再現性の高いビジネスになります。

[4]せどり

せどりとは、自分で商品を仕入れてその商品を売るというビジネスです。
いわゆる卸売のようなものですが、個人単位で行うこともできます。

利益率

3,000円の物を仕入れて、5,000円で売れば、販売手数料なども引いて手元に1,000円 が残ります。つまり利益率は下記のようになります。

1000円÷5000円×100%=20%

焼き芋屋や焼き鳥屋などと比べると利益率が低く見えるかもしれません。

しかし作業時間が短いこと、ネットで仕入れられて場所を選ばないことを考えると、人件費や場所代なども考慮してあげると利益率にプラスの効果があると考えられます。

再現性

商品を売るサイトとしてAmazonを利用できるので商品を売るために必要なスキルはほとんど必要なく、非常に再現性の高いビジネスになります。

再現性は高いが利益率の低いビジネス

[5]フリーライター

最近は主婦が隙間時間に記事の作成をするというビジネスが増えてきています。時間に縛られず未経験でも始めやすいのがメリットです。

では実際にフリーライターのビジネスモデルを考えてみましょう。

利益率

まずは記事の単価です。大抵1文字1円という金額でやり取りをされています。つまり3000字書いたら3000円ということです。

次にかかる時間について考えてみましょう。社会人の1分間のタイピング数は英数字キーで60タイプ、日本語はローマ字で1文字入力するために2タイプ必要なので、1分間で30文字ほどです。つまり3,000文字打つだけで100分ほどかかります。さらに記事作成は文章を打つだけではありません。どのような内容を書くのかのリサーチも必要になるでしょう。内容の量にもよりますが、2~3時間はかかると言われています。。つまり3000字の記事を作成するのに4時間ほどかかります。

最後にかかる費用です。初期費用はほとんどありません。文字を打つためのPCだけなので、元々PCがあれば初期費用は0円です。無かったとしても安いものなら35,000円ほどで購入することができます。
(CHUWI Herbook Pro ノートパソコン 14.1インチ Laptop Windows10)

ここで、利益率が100%だと考えることも出来ますが、忘れていけないのは人件費です。いまや飲食店やスーパーのレジ打ちのアルバイトの時給1,000円ほどです。記事作成にかかる時間をそれらのアルバイトに当てれば、4時間で4,000円稼ぐことが出来ます。つまり記事の作成だと3,000円しか稼げず1,000円損しているとさえ考えることが出来ます。

しかし、
・時間の融通が利くこと
・依頼相手に対して記事を提供できるという達成感
・ライターとしての経験を積むことができること
なども考慮してこの仕事を選ぶことはもちろんありです。

再現性

必要なスキルは文章を書くスキルなので再現性も高く非常に始めやすいビジネスではあります。しかし利益率という観点からみると、実績ゼロからいきなりライター専業で食べていくのは難しいでしょう。副業から始めて実績をつけていくのであれば、挑戦してみる価値があるビジネスだと言えます。

利益率は高いけど再現性が低いビジネス

[6]情報発信

みなさん情報発信といったら、どんなものを想像するでしょうか?企業がお客さんに対してメールで様々な情報を提供するメールマガジンなどが思いつくでしょうか?もちろんそれらも情報発信の一つですが、今回は個人でも情報発信を行っている例を紹介したいと思います。

YouTuberのマナブさんをご存知でしょうか?
彼はYouTube以外にもmanablogというブログサイトを運営しています。
そのブログにおいて、彼自身がもつプログラミング、SEO(検索エンジン最適化)、アフィリエイトの情報を発信しています。この有益な情報を発信しているブログは月に150万~200万回閲覧されているそうです。そのブログ内でアフィリエイトを行い、ブログの収益は月800万円ほどになるそうです。
他にも有料の情報発信としてプログラミングの講義やブログ型アフィリエイトの講義などの彼のノウハウが詰め込まれた教材を販売しています。

このような情報発信のビジネスモデルについて考えてみましょう。

利益率

基本的に、自分の知識や経験が商品となります。自分の知識や経験を伝えることがそのまま商品となるので費用はほとんどかかりません。そして価値ある知識や経験の共有であれば、販売価格を1万円であっても顧客は求めます。さらに講義動画などは一度撮影して販売すれば、そこから何もしなくても購入されるたびにそのまま利益となるので利益率100%!非常に利益率の高いビジネスになります。

再現性

結論から言うと、再現性は低いです。

情報発信は知識を売るビジネスですが、実績があって初めて売れるものだからです。「YouTubeのチャンネル登録者を増やす方法を教えます。経験はありませんが、知識はあります!」と言われても怪しいし、絶対に教わりたくないですよね。。

それに対して「今まで100人以上の方に対してYouTubeのチャンネル登録者の伸ばし方を伝えて来ました。受講者の9割以上が1か月で登録者を1.5倍にしました。是非私からその方法について教わってみませんか?」と言われたらどうでしょうか。もしあなたのYouTubeの登録者数が伸び悩んでいたら、一度話を聞いてみたくなりませんか?

情報発信は利益率は非常に高いので、実績がある人にとっては稼げる分野になります。しかし、情報を発信したい分野の実績がない人にとっては再現性が低く、実績がない状態から起業するには向いていないと考えられます。

[7]フリーエンジニア

最近「プログラミングの勉強を始めませんか?勉強するならココ!!」といった趣旨のCMが良く流れていますね。プログラミングを習得すれば、副業で稼げると考えている人が多い事からこのようなCMが流れているのでしょう?

では実際にプログラミングを習得して稼ぐというビジネスモデルについて考えてみましょう。

利益率

まずは収入の金額です。フリーエンジニアは仕事の受注をLancersなどのサイトで行います。そこで案件を探して自分のスキルに合った案件を受注する流れです。小さなプロジェクトでは5万円から、大きいものだと300万円を越すプロジェクトも存在します。

次にかかる費用です。必要なものは プログラミングをするためのPCのみです。

これだけ見ると利益率の高いビジネスで、始めれば簡単に高収入になれるのではと考えてしまいます。

再現性

しかし、このビジネスモデルには難しい点が2点あります。

1点目は競争が激しいです。1つの案件に対して集まるフリーエンジニアが非常に多いという事です。50万円の案件に対しては20人以上のフリーエンジニアが立候補します。この中から案件を依頼した人が1人を選ぶことになります。立候補者の中には何年もフリーエンジニアをやってきた人や、すでに案件を100件以上こなした人などがいます。このような人と並んだ時にプログラミングを初めて間もない人が選ばれる確率はほとんど0に近いでしょう。

2点目はプログラミングのスキルを習得するのに時間がかかるということです。一般的にプログラミングの入門を理解するまでに200時間はかかると言われています。さらにそこからエンジニアとして働くためには400時間はかかると言われています。もちろんその勉強の間はお金は入ってきません。そして働きながら勉強するということは非常に難しいです。働く時間とは別に毎日2時間勉強したとしても、エンジニアとしてのスキルを身につけるのに1年間かかります。

競争が激しく、プログラミングのスキル習得に時間がかかるという点でフリーエンジニアは再現性が低いビジネスであることが分かります。

「やりたいこと」と「儲けること」どちらが大事?

ここまで読んでみて、あなたは何を感じたでしょうか?

「あのビジネス意外と儲かってるんだ!!」
「こんなビジネスモデルだったのか!!」
など、新しい発見があった反面、

「稼げそうなのは分かったけど、自分のやりたいこととはちょっと違うんだよな…そんな気持ちで取り組むのはどうなんだろうか?」
と、複雑な気持ちになった方もいるかもしれません。

そんなあなたに、一つ事例を紹介したいと思います。

居酒屋「和民」で有名な、ワタミ株式会社の社長・渡邉美樹さんのお話です。
彼は元々トラックの運転手をやっていたそうです。その時は周りからバカにされることがよくあったそうです。しかし彼には起業がしたいという目標があり、そのための資金を稼ぐためにトラックの運転手を続けました。そして宣言通り彼は起業をして、ワタミは飲食業界では20位という企業になりました。

この事例から学べるのは、「自分のやりたいことの通過点として」儲かるビジネスで起業することもアリだということです。

もちろん最初からやりたいビジネスが出来ればベストです。

しかし、興味がある業界自体の市場規模が小さかったり、本当にやりたいことにはたくさんの初期費用がかかったり…起業が失敗してしまう原因が資金面にあるということがとても多いんです。そのため、本当にやりたいことを実現するために大きな資金が必要な場合、まずは着実に稼げるビジネスをはじめて素早く資金をことが、実は成功への近道かもしれません。だからこそ、最初は儲かるビジネスアイデアで起業をしてみることを考えてみるのです。

まとめ

以上、起業したいけどアイデアがない人向けに、利益率が高く再現性が高いビジネスについて紹介してきました。

これらを参考にしながら

  • 再現性が高くて始めやすく
  • 利益率が高くて儲かる

ビジネスを模索して起業のアイデアにしてみてください。

もちろんこれら以外にも様々なビジネスアイデアで起業している人はたくさんいます。下のリンクから世の中にどのような事業があるのかを知ることが出来ます。自分で起業する時に参考にしてみてください。

令和元年度補正予算 小規模事業者持続化補助金<一般型>(第4回受付締切分) 採択者一覧表

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