ブランディングで起業を成功させる方法

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ブランディングで起業を成功させる方法

今回の起業東京.comでは、どんな戦略やビジネスプランで起業すればいいか迷われている方のため、「ブランディング」を中心とした起業の知識を紹介します。

起業が成功するための重要な鍵を握る「ブランディング」。

ブランディングをしないといけない
というのはわかっているけど具体的にどうすればよいかわからない・・・

そんな悩みを解決するために
今回の記事ではブランディングに成功した
3つの企業のマーケティング事例をお話ししていきます。

今回の事例を基に自分の起業プランに当てはめてみてくださいね!

マーケティング事例その1:道草屋

宮城県仙台市にある日本茶カフェの「道草屋」

URL:https://www.michikusaya.com/
ツイッター:https://twitter.com/michikusaya


このカフェのブランディングに成功したマーケティング戦略として

店長自らがツイッターで頻繁につぶやいているということです。

営業案内はもちろんのこと、
日本茶への愛にあふれるつぶやき。

ちょっとくすっと来るつぶやき、
日常のたわいのないつぶやきまで色々です。

しかし宣伝文句はほとんど使われておりません。

「こんなのでお客さん来るの?」
と心配になりそうなのですが
実はこのカフェの売り上げの半分はツイッター経由のお客さん!

店長が緩く日常を発信していることで
店長の人柄が伝わってくるので
店に来る前から馴染みになっている状態ですね。

ツイッターではとにかく店長の人柄を出すことに集中
ツイッターのプロフィールに貼ってある
お店のリンクにつなげているのもポイント!

こうすることで
「この店長がやっている『道草屋』ってどんな店なんだろう?」
と思った人にすぐに店を知ってもらうことができます。

店長のファンになった人が店に興味をもって訪れる
という流れを見事に作り出すことに成功しています。

「日常的につぶやいている店長が運営する道草屋」
という店長自身のブランディングが出来上がっている状態ですね。

この戦略は小規模の起業を目指す場合は有効です。

マーケティング事例その2:土屋鞄製造所

東京都足立区に本社を置く
皮革製品を職人が手作りして販売している「土屋鞄製造所」

URL:https://www.tsuchiya-kaban.jp/

もう少し具体的に言えばランドセルとその他皮革製品という感じですね。

この会社がブランディングに成功した
マーケティングの特徴は優れたクロスメディア戦略です。

特に優れているのが
SNS→自社サイトへの流れ。

SNSではfacebook、ツイッター、instagramを利用しています。

どの媒体にしても写真が非常にきれいで
見ているだけでも満足できそう・・・

その中でも私が思うにfacebookとinstagramの使い方がすごく上手。

facebook:https://www.facebook.com/tsuchiyakaban/
instagram:https://www.instagram.com/tsuchiya_randoseru/


Facebookのターゲットは比較的年齢層が高いこともあり

商品紹介はその他の皮革製品に絞って投稿しています。


逆にinstagramでは若いママ層が多いこともあり

ランドセルについての投稿がメインです。

このように媒体ごとのメインとなるターゲットに沿って
適した商品ジャンルに関する投稿を抜かりなく行っています。

そのおかげかfacebookページは約30万いいねを獲得し
instagramは6万7000人以上のフォロワーがいます。
(どちらも2020年7月3日時点)

こうしてSNS上で気になった人が自社サイトに訪れて
商品の詳細ページで商品を知っていくという流れになります。

そしてこの商品の詳細ページもうまいんですよね・・・

その製品の名前の由来であったり
五感を刺激する表現を使用していたりと
ストーリーを感じる作りになっています。

読んでいると、すぐにでも手にしたくなります(笑)

「質の高い職人手作りの製品をSNS上で質の高い写真で紹介している
皮革製品の製造会社といえば土屋鞄製造所」
という会社全体のブランディングになっていますね。

SNS戦略は現代の起業には欠かせないキーワードですから、自分が起業する時のSNS戦略について早めに考えておくのも役立ちますよ!

マーケティング事例その3:ファルファーレ

兵庫県神戸市に本社を置くクロシェという会社が発売元の「ファルファーレ」

URL:http://farfalle.jp/

ファルファーレのブランディングに成功した
マーケティング戦略はジャンルの特化と販売手法です。

このファルファーレの大きな特徴は
1万円前後のバレエシューズを専門に扱うメーカーであること。


バレエシューズ自体は女性靴としては定番アイテムで

特別珍しいものではありません。


普通に女性靴のショップや売り場に置いてあります。


ところがあくまでも女性靴を作っているメーカーの中では

バレエシューズはサブ的な位置ととらえられています。


つまり専門的にバレエシューズを作っているところがありませんでした。


さらに抜け穴だったのが価格帯。

サブ的に作っているメーカーのバレエシューズは
4000円以下クラスではあるものの質感に問題あり。

一応海外ブランドで高品質なバレエシューズを作っているところがありますが
そこのシューズは3万円以上という高価格。

ちょうどいい塩梅の価格帯がなかったこともあって
ファルファーレは1万円クラスの
高品質なバレエシューズ特化のメーカーになった経緯があります。


さらにうまいのが売り方です。

大体のアパレル系のメーカーは
常設の店舗があることが多いですが
ファルファーレにはありません。

その代わりに期間限定で商業施設やイベントブースに開設する
ポップアップストアという形式で販売しています。

期間限定という緊急性があるため
その場でいい靴に出会った際に

「買っとかないとあとあと損する・・・!!」

と思わせることができるわけですね。

靴のジャンルを絞って特化して
販売手法を他のアパレルメーカーと差別化する
という戦略をとっていますね。

こうすることで
「質がよくて決まった店舗がないバレエシューズといえばファルファーレ」
というブランディングになりますね。

コロナ後は、店舗を持つはリスクと感じる起業家の方も多い印象です。
今の時代にあった起業の参考としていい例なのではないでしょうか。

最後に

今回はブランディングに成功した
3つのマーケティング事例をお話ししました。

改めて今回の例をまとめると

・人柄を出しその人自身のファンになるような戦略
・商品の魅力をうまく伝える戦略
・専門分野に特化して売り方を差別化する戦略

となります。


会社によって適切な戦略は変わってくるため、

ブランディングのためのマーケティングは
もっともっとたくさんあります。

ですがこの記事をきっかけに
自分の起業に取り入れられそうな方法を取り入れて

「○○といえばこの会社だよね!」

と言われるような会社の起業、成功に近づいていただければ幸いです。

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