生のコンサル事例紹介!起業家の失敗しない「人」の選び方【動画あり】
この記事では、弊社の代表取締役である
元ドクターシーラボ社長「池本克之」のコンサル事例の一部を紹介します。
起業するために重要な知識や考え方を、実際の経営相談から学べるチャンスです。
ぜひご覧になってみてくださいね。
特に起業する際、
ビジネスパートナーに適する人はどんな人か迷われている方
従業員を雇用しようと思うが、選考基準がわからない方
は、必見です!
今回のご相談は、採用に関する内容です。
ECサイトの店長を任せる人を探していて、ウェブテストを活用して選考を進め、5人が残りました。
その後、これまでの経歴や、詳しいテスト結果を参考に、「この2人のどちらかかな」という段階まで来ています。
(※EC:電子商取引。ネット通販のようなものだと思ってもらえればOKです)
●テストは優秀、通販の経験が浅い30代の応募者
●テストは平均、通販の経験豊富な50代の応募者
この2人だったら、一体どちらを採用すべきでしょうか?
以下、Youtubeで池本がお話しした内容を抜粋してお伝えします。
●池本:
さあ、それじゃあいきましょう。
ECサイトの店長募集ですよね。
いま選考が進んでるところで、(相談者さんは)今日も面接をやってきたと。
16人応募があって、5人に絞ってきて、採用するなら2人のどちらかじゃないか?
というところまで来ているということですね。
●池本:
ECサイトはYahooだけですか?
●相談者:
YahooとAmazonですね。
●池本:
なるほど。
YahooとAmazon、そのショップ2店舗の店長をお任せすると。
その候補者が2人まで絞れていて、最終的にはどっちが良いか?
こういう問題ですね。
●池本:
メリット・デメリットについて、それぞれおさらいです。
30代の方と50代の方がいて、
30代の方は、ややスキルで劣る。
あるいは会社の方で求められている知識とか、画像処理のソフトの操作なんかは基準を満たしていない。
(ウェブテストのスコアは高い)
50代の方は、それを満たしてる。
(ウェブテストのスコアは平均的)
どちらかに決まったら、徐々に今の店長さんから仕事を引き継いで、いずれ一人でやってもらうということですよね。
私の結論はあるんですが・・
その前に、事前提出していただいたヒアリングシートに書いておられる
『最終的な採用を決めるための、重視すべき要素は何か?』
という質問があるんですよ。
ここから行きたいと思います。
●池本:
「うちの会社の働きかたはこうだよ」とか、
「お客さんから問い合わせがあった時にはこういう態度で接客するんだよ」とか、
「生産者(仕入れ先)の方にはこういう風にするんだよ」
という、会社ごとに違った仕事の方針があると思うんですよ。
それに共感できる人を採用することが重要です。
なぜなら、理由がありまして・・
「会社ごとに違う方針に共感できるか?」という部分。
これは個人の “価値観” 、言い換えると “人間性” の問題なので、なかなか変わらないんですよ。
たとえば、よくない例をお話しします。
「うちの会社が、仕入れ先から買ってやってるんです。
だからこっちの方が偉いんですよ」
という価値観の方が、いてもおかしくないですよね。
こういう人は、良い・悪いで判断するわけではなくて、いますよね。
(会社によって、これを良いと考えるか、悪いと考えるかは変わる)
御社(相談者様の会社)の基準では、違うと思うんですよ。
「仕入れ先の会社には、商品を作っていただいている。
良い関係で、末長く付き合っていかないといけない。
だからそういう態度はダメだよ」
と社長は思っているはずです。
でも、ある人は
「いやいや、うちが売ってやってるんですから。
社長、そんなに腰を低くすることないんじゃないですか?」
「もっと強気でいきましょうよ」
と言ってくる人がいたりするわけです。
そうなるともう、元々の価値観が違うじゃないですか。
社員が
「いやそれはおかしいと思います」
と言ってきたとしても、
社長としては
「この社員は困ったもんだな・・」
こうなるじゃないですか。
私が重要視してくださいと言ってるのは、その「価値観」の部分です。
今度は、良い例をお話しします。
社長が
「こういう方針でうちは行きたいんだ」
と言います。
すると社員は
「そういう風に決まってますよね、社長」
「私もそれ大賛成です」
と返してくれる。
このような、「一致する部分ができるだけ多い人」を選んでください。
●相談者:
なるほど、価値観が一致する人ですか。
それは今までにない視点でした。
あ、しかしですね・・
「そういう風に決まってますよね、社長」
「私もそれ大賛成です」
と言ってくれる社員というのは、
見方によっては何にでも「良いですね!」と言ってくる
「イエスマン」と考えることもできますよね。
イエスマンを採用しろ、というわけではないんですよね?
●池本:
おっしゃる通りです。
イエスマンではないですね。
社長の発言にはなんでも乗ってくるというわけではありません。
社長と社員の価値観が、”たまたま” 一致しているということです。
会社にとって良い人材は、社長が「こんなのどうだ?」と言うと、
なんでも「良いですね良いですね」と言ってる人じゃないです。
おかしいものは「おかしい」と言うんです。
その時の社員の判断基準が、社長である自分と “たまたま” 一致しているということですね。
社長って、色々なアイデアを思いついてしまうから
「よし、今度こういうのやろう」
「こういうイベントをやってみようと思うんだけどどうだ?」
ということが良くあると思います。
イエスマンだと
「良いですね社長」
「面白いですねやってみましょう」
と、こう来るんですけど。
価値観が一致している人だと
「ちょっと待ってください社長」
「それってうちらしくないですよ」
という返事が来たりします。
「確かに儲かるかもしれないし、
お客さんは来るかもしれないですけど、
それは、うちらしくないんじゃないですか?
今までのうちのやってきた方法と、
今回はちょっと違うと思うんですよ」
なんていう風に言われることもあるわけです。
それを聞いて社長自身が
「確かにそうだな・・
ついつい “儲かりそうだからやろう”
なんて言っちゃったけど、君正しいよ」
「じゃあ儲かるだけの話はなし。
やっぱりうちらしく行こう。君、いい判断だね」
と気付いたりすることだってあります。
『価値観が一致する人』とは、こういう人です。
イエスマンは、居心地は良いというか、使いやすいんですが、
結局会社のためにはならないので良くないです。
このような観点からすると、
採用するのは30代の方のほうがいいと思います。
なぜなら、人間には「固定概念」というやつがあるからです。
「固定」というぐらいですから、考え方が固まっていきます。
50代にもなると、自分の考え方があるわけですよ。
それまでやってきた経験をもとに、50年生きてきてますから。
で、もう「社長、ECはそうじゃないんです」と。
「こういう風に決まってます」
みたいなものが必ずと言っていいほどあるんですよ。
そこで社長が
「それはちょっとうちのやり方と違うんだよね」
と言ったところで、その人は
「いやいや僕はこれでやってきましたから」
と返されてしまいます。
「だったら転職するなよ…」
っていうような感じですよ(笑)
だから、考え方が柔軟な人の方がいいです。
それは若い人の方が柔軟ですよ。
(後半へ続きます)
後半:「60過ぎてから動画編集を身につけた社長」